プロフィール

私のコンサルティングのベースになっているのは、「環境経営」と「原価管理」と「システム改善」の3つです。それは、最後に勤務した会社での体験を通して身に付けることが出来ました。

   

  

1)環境経営

物流メーカーで10年間、ISO14001の事務局長を任されていました。

その間私がずっと考えていたのは、どうすれば社員全員が環境に意識を向けるようになるのかという点と、経営にどのように活かせるのかという2つの点でした。

社員に対する意識付けには、いくつかの方法を実施しましたが、一番効果的だったのが、「内部監査」でした。

通常、内部監査は年に1回が一般的でしたけど、年に1回では内部監査のスキルが上がらないのではないかと考え、毎月実施することにしました。

内部監査のスキルを上げるには、どうしてもコミュニケーションスキルを上げる必要があると考えた私は、どちらかというとコミュニケーションが苦手な若手社員を数人選んで、喜ばれる内部監査をするにはというテーマで講習とロールプレイングを実施しました。コミュニケーションスキルが話す⇒良く聴く⇒質問するの順番でレベルアップして来ることを重点を置きました。

今、振り返ると「コーチング的な内部監査」を実施していた事になります。

当然最初は慣れていないので、うまく行きませんでしたけど、内部監査先の方から逆にアドバイスをもらったりして、徐々にコミュニケーション能力がアップして来ました。

内部監査員も自分のコミュニケーション能力が上がってくるので、内部監査が楽しくなって来ていたようです。

一方、経営に活かす為という視点においては、以下の方法を実施して成功しました。

①収集運搬業者を変更して、年間の廃棄物処理料600万円をゼロにすることができました。利益率3%とすると、2億円の売上に相当します。この600万円は固定費ですので、継続的に2億円の売上を上げていることになります。

②鉄スクラップの業者を変更し、年間の買取金額を3倍にして、約1000万円の追加の利益を得ることが出来ました。これは営業外収入となり、売上換算すると3億円を超すことになります。

③圧縮機を購入しラップを圧縮することで販売ができるようにしました。売上的には年間60万円くらいになりました。しかも圧縮機の操作は、社員の持ち回りにして、環境に対する意識の向上も同時に図ることが出来ました。

この活動を通して、主に固定費を削減することが、安定的にしかも継続的に利益が確保できるという事を実感することが出来ました。私が会社を辞めても、このしくみは続いていると思います。

この様に10年間「環境経営」に携わって来た経験と、2008年に「環境経営」のコンサルタントとして活動して来た経験が、現在特に力を注いでいる「SDGsビジネス構築」にも大変役に立っています。

2)原価管理

上記の物流メーカーに入社し、配属されたのが生産管理の原価計算係でした。

というのも、この会社が店頭公開をするので、原価計算のシステムを再構築する必要性があったので、自動車部品のメーカー(現在一部上場)で原価計算係を担当していた経験を見込まれて担当となりました。

まずは、原価管理の草案作りから手掛けました。しかし一人では難しいと考えたので、以前の自動車部品のメーカーの上司で、JAIKAでもシステム作りをしていた方をリクルートして会社に入って頂き、二人三脚で原価管理の草案を作り上げ、その後コンピューターシステムも作り上げました。

その結果もあり、無事に店頭公開も出来ました。それ以後、退職するまで20年間、原価計算係を担当していました。

この経験が、現在行っているキャッシュフローコーチに大変役に立っています。

3)システム改善

上記の物流メーカーに入社したときに、驚いた事がありました。それは購買部の方が、製品の部品展開を手作業で行っていた事です。

なぜなら、以前勤めていた、自動車部品メーカーでは、全てコンピューターによる部品展開後に自動発注していたからです。

当時は、5人くらいの購買部の方が、その作業を行っていたんです。

自動車部品メーカーでは、生産管理システムであるTpicsというソフトを、下請け会社向けに導入した経験がありました。Tpicsは、金額の割には高機能のソフトだったので、そのソフトの導入を会社に提案して、導入することになりました。

結果として、その部品展開による発注作業は、5人から1.5人に削減する事が出来ました。

上記の物流メーカーに勤務して1年ほど経過した時に、システムエンジニアの
1年間の研修プログラムに参加したいと思い、稟議書を書いてOKを得る事が出来ました。

そのスキルを使って、各部門の作業をフローチャートにして、作業改善を行うことが出来ました。この学びと実践を通して「システム思考」が出来るようになれたと思います。

加えて、コンピューターのプログラミングも同時に学びはじめました。まずは、マイクロソフトのBASICから始まり、エクセルのVBA、アクセスのVBA、オフコンのCOBOLやデータベースなども学びました。

基幹業務のオフコンのシステムは外注さんにお任せしていたのですが、私から見ると、時代遅れに感じられたので、社内に電算部門を作ることを提案しました。その結果、電算部門が出来上がりました。

私は、その電算部門と連携を取りながら、工場内で現場の方が使いやすいシステム(エンドユーザーコンピューティング)を作る様になりました。

開発課の図面管理システムをアクセスで作ったり、ホームセンターからのネットからの受注を、手作業から自動化に変えたり、いくつかの部門からの依頼があって作成していました。

また、私以外の方もシステム構築ができるように、EXCELのフロントエンドプログラム開発ツールのStillというソフトの導入も図る事が出来ました。

このような実績を書くと、最初からコンピューターに強い感じがされるかもしれません。

しかし、実際はそうではなく、20代はコンピューターに対するトラウマがあって、それが引き金になって、うつ病になった事もありました。

そのうつ病で、会社を辞職したり、その後に入った会社では、うつ病のために解雇になるという体験もしました。

その後、自動車部品のメーカーに、その会社の雇われ社長のおかげで、運良く入る事が出来ました。

実は、その会社の雇われ社長のおかげで、わずか30分で、コンピューターに対するトラウマが消えたのです。(詳細は長くなるので割愛させていただきます)

その結果、パソコンインストラクターになることが出来たり、ITの国家資格も取得することが出来ました。

この出来事を通して、「出来ないとか苦手というのは、単なる思い込みが多い」という事が良く分かりました。

本 籍:大分県宇佐市大字今仁
出生地:福岡県鞍手郡
生年月日:1956年11月13日
京都産業大学経済学部経済学科卒業

7つの会社を経験し、「7つの習慣」という書籍を読んだのがきっかけで、
52歳で独立。

環境省の環境経営システムのコンサルティングと審査員として独立開業した。

独立後、3年間は低迷を続け、家が競売にかけられそうにもなっていた。

NO.1コンサルタントスター養成塾

そこで、藁をもすがる気持ちで参加したNO.1コンサルタントスター養成塾の
遠藤晃先生と和仁達也先生のおかげでV字回復をすることが出来た。

右下 遠藤晃先生 右上 MSAの勝並さん(高輪倶楽部にて)
和仁達也先生と清里でツーショット

カリスマコンサルタント福島正伸先生の養成塾

遠藤晃先生を通して、カリスマコンサルタントの福島正伸先生の事を知ることになり、「超人気コンサルタント講座」「究極のコンサルタント養成講座」そして
「自立型人材育成インストラクター養成講座」と連続して学び続けました。

そのメソッドを活かして、「自立型人材育成研修」という年間研修プログラムを
作り、数社において実施することが出来るようになった。

くまさんをクリックすると福島正伸先生の講演が聞けます。

キャッシュフローコーチ養成塾

その後、キャッシュフローコーチ養成塾というものを、和仁達也先生が開催するということを、小耳に挟んで、是非参加したいと思うようになりました。

このキャッシュフローコーチ養成塾は、上記写真のMSA(三井住友海上あいおい生命保険)の勝並さんの力添えもあって、出来上がった養成塾です。

当初は、税理士さんなどの、会計の専門家向けの養成塾として東京0期が始まりました。

私は、会計関連の仕事は全くしておらず、簿記3級の試験さえもクリアできなったのですが、和仁先生のメソッドを学びたくて、和仁先生にお願いして参加することが出来ました。

東京0期は15名の方が参加されたのですが、会計人以外は、私と石原さんというコンサルタントの二人だけでした。

この養成塾では、最終日に成果報告のプレゼンテーションが行われ、その期のMVPを決める事になっています。

私は、是非そのMVPになりたいと思って、学んだ事を愚直に実践し続けました。

結果としては、MVPにはなれませんでしたけど、準MVPには選ばれました。

会計の専門家集団の中で、会計の素人の私が準MVPに選ばれたのは光栄な事でした。

キャッシュフローコーチ養成塾のファシリテーター

その後、キャッシュフローコーチを増やして行く目的で、養成塾のファシリテーター版が出来ました。

ファシリテーター版は、和仁先生の昨年の養成塾の動画を放映しながら、ファシリテーターが途中で止めて、解説を加えていくという、新しいスタイルの養成塾
です。

ファシリテーターの選出にあたっては、和仁先生の基準に合格する必要と、ファシリテーターになりたいという意欲が求められました。

結果として、私と石原さんの二人が選出されたのです。

私は大宮で、半期に一度3ヶ月バージョンで合計12期を実施し、約100名程度のキャッシュフローコーチを世に輩出することが出来ました。一部写真を掲載させていただきます。

シンガポールから江上さんがさんがオンラインで参加されました。
全6回オンラインで実施しました。

日本キャッシュフローコーチ協会のサイトでも私が紹介されています。https://www.jcfca.com/iv010.html

公開日:
最終更新日:2023/08/03